とうふ工房わたなべ

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『夏越の大祓い』と豆腐屋

夏越の大祓


 美味しい豆腐を作りたいと考える豆腐屋のグループがありました。年に一度、神奈川県秦野市にある出雲大社相模分祠に集まりました。私たちは、いろいろと情報交換をすることが第一の目的で、神社への参拝はさほど重要視していませんでした。本殿にて家内安全商売繁盛の祈願をしていただいた後、社務所の2階で宮司の講話を賜るのが常でした。私たちは、いつも商売の種はないかと考えている人種ですので、宮司の講話の中から新商品開発のヒントを得ようと思っていました。そんなある年の講話に「夏越の大祓い」のことが紹介されました。もちろん、ちょうど6月の末でしたので、鳥居に茅の輪も据えられ、祈願祭の後、笛と共に茅の輪くぐりをさせていただきました。宮司曰く「夏越の大祓いは行く半年の罪穢れを祓い清め、迎える半年を無病息災で過ごせるようにと祈る神事であり、体の内側からも清めるため白いものを食した」という話から「夏越豆腐」を発売したらどうかというご提案を頂きました。豆腐業界は大量生産、大量消費、安売り合戦と閉塞感の漂う時代でありましたので、参加者全員の賛同を得ました。宮司からは「小規模の豆腐屋は地域に根差した商いをしていますから地元の神社にお願いして「夏越の大祓い」を盛り上げてほしい」というアドバイスもありました。
 とうふ工房わたなべの夏の人気商品である『夏越豆腐』はこんな経緯から誕生いたしました。当店では今年も6月末の土曜日店頭にて、ときがわ町萩日吉神社の松岡宮司をお迎えして「夏越の大祓い」を予定しております。行く半年の罪穢れを祓い、来る半年の無病息災を祈願したいと思います。

『夏越豆腐』(350円)は、青豆と霜里の2種類を6月2日から販売致します。


昨年の大祓いの様子


夏越の大祓


夏越の大祓